商品へのこだわり
創業江戸以来、御菓子司若松園はお茶席の上生菓子に高い評価を頂き豊川稲荷様へは百年以上に渡り上生菓子の御用達を頂いております。
昭和天皇陛下御即位の昭和3年には「ゆたかおこし」、「ちぎり万頭」、「袖もよう」の三品が豊橋名物として献上されました。豊橋市政百年祭(平成18年)に御来豊された高円宮妃殿下は、若松園の上生菓子と干菓子をお召し上がりになられました。
文豪井上靖氏の自伝小説「しろばんば」には若松園の事や豊川稲荷様の事が楽しく綴られています。
会社の歴史
江戸時代の若松屋から明治時代に「若松園」と改名し、若松園一代目となった山田芳蔵は大変優しい人で、お客様からも高い評価を頂き、職人達にも大変慕われたと記録があります。
そこから現在まで四代100年以上の時を経て今も旧東海道の同じ場所で営業しております。豊川稲荷様御用達も100年以上になりますが、現四代目、山田享司の御菓子作りの原点には百年前に通じる思いがあります。
「本物の和菓子の甘さは人の心を優しくする」日本を愛し和菓子の味の優しさを深め精進することが御愛顧頂くお客様への若松園の思いです。
若松園からお客様への感謝の気持ち
文豪・井上靖先生の自伝小説『しろばんば』に登場する「若松園の黄色いゼリー」を御買い上げ頂いた井上先生のファンの方より「おいしさに感動して・・」というお手紙と共にご自身の宝物であった『しろばんば』初版本を進呈下さりました。感謝の気持ちでいっぱいです。
また「ゆたかおこし」は90歳に近いご婦人から「満州にいた時、母がよく送ってくれて今も変わらぬゆたかおこしの味は母の味です」と涙ながらにお話し下さり感動致しました。